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カリウムは主に細胞内液中に分布していて、ナトリウムと協力して細胞内外液の浸透圧を維持する役割がある、大切な栄養素です。

カリウムには、ナトリウムの排泄を促して血圧を下げる働きや、また筋肉でエネルギー作りの働きをします。
細胞内の浸透圧の調整をすることから、むくみを解消させる働きもするのです。
このように、人間の身体にとって欠かせないミネラルであるカリウムですが、汗と一緒に流れ出てしまうので、大量の汗をかく夏場などは、ミネラル不足が夏バテの原因のひとつとなります。
また塩分の摂取量が多いとナトリウムとともに排泄されてしまいます。その他にも、ストレスが原因だったり、慢性的な下痢や、コーヒーやアルコール、甘いものもカリウムを減らしてしまいます。
糖尿病の人や、利尿剤を長い期間使用している人、また高齢者もカリウムが不足している人が多いとされています。
カリウムは野菜や果物をはじめとして、多くの食品に含まれているので、摂取しやすい成分なのですが、これらの要因により不足する場合もあるので、カリウムを多く含む食品を食べるようにしたいですね。
カリウム不足により、高血圧やむくみの症状の原因になったり、痙攣を起こしてしまう、脱力感や無力感、食欲も低下するなどの様々な症状が現れます。また呼吸困難や不整脈などになることも。
また、カリウムは過剰摂取した場合、正常なら体内の働きにより、余分なぶんは尿とともに体外へ排出されますが、腎臓機能に障害や問題があったり弱っている場合などは、カリウムが上手く排出されずに、高カリウム血症になってしまうこともあります。
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カリウムってどんな成分なの?


カリウムは人間の身体にとってなくてはならない大事な成分です。また高血圧やむくみの予防、改善にも効果があるとされ、カリウムが多く含まれる食品を普段から取り入れると良いと言われています。

では、 カリウムを摂り過ぎてしまった場合は、副作用など問題があるのでしょうか?

カリウムは体内にある量が一定に保たれています。もしカリウムを多く摂りすぎてしまっても、健康であれば体内で調整されて余分なカリウムは尿と一緒に排出されてしまうので心配しなくても大丈夫なのです。

また、カリウムを摂りすぎてしまった時の副作用としては、吐き気や嘔吐、月賦や下痢など、胃腸関係で出る症状がありますが、軽度であればあまり深刻なものではないですね。

気をつけて欲しいのは、腎臓や副腎に障害、疾患があり、機能が低下していたりする時です。通常なら調整されて体外へ排出される余分なカリウムが、どんどん溜まっていってしまうからです。
そして血中カリウムの濃度が上がり、「高カリウム血症」となってしまうと、筋力の低下や四肢の麻痺、重篤な不整脈や心停止など、危険な症状が現れることもあるのです。

ですから、カリウムは健康ならば過剰摂取しても心配ありませんが、腎臓や副腎の機能に問題がある人は医師の指導のもと充分注意が必要だということですね。
過剰に摂取してしまうと問題があるの?


むくみの症状の改善や解消に効果があるとして、カリウムが注目されています。
では、どうしてカリウムに効果があるのでしょうか?

カリウムは細胞内液(細胞内の体液)に存在しており、細胞外液(血液やリンパ液など)に存在しているナトリウムと、お互いにバランスを取りながら細胞内の浸透圧や血圧を調整する働きをしています。

ナトリウムの摂り過ぎが、このバランスを崩してしまい、むくみの原因となることがあるのですが、カリウムは腎臓や副腎を通して、尿や汗の中にナトリウムを排出する働きをして、体外へナトリウムを出します。

この働きでむくみの症状が改善、解消されることから、「カリウムがむくみの改善に効果がある」とされる理由なのです。

カリウムの含有量が多い食品をとるようにすることで、むくみの改善になり、またむくみの予防にもなりますね。
むくみの改善にいいのはどうして?

「カリウムは腎臓に良くない」というのは誤解です。腎臓が弱っていたり、機能が低下している、また腎不全などでカリウムの摂取を控えるように指導されることから生まれた誤解のようです。

そもそもカリウムは、細胞の浸透圧を維持調整する働きや、ナトリウムの排出を促し、血圧の上昇を抑える働きなど、大事な成分で、人間の身体にとっては欠かせないものですが、血中のカリウム濃度を一定に保たないと色々な障害が現れます。
健康ならば、必要以上のカリウムは腎臓や副腎の働きで汗や尿として体外へ排出されます。しかし、その腎臓の機能が低下していたり疾患があったりすると、排出されるはずの過剰分のカリウムが溜まっていってしまうことになります。

余分なカリウムが排出されないでどんどん溜まっていくと、血中のカリウム濃度は高くなってしまいます。この状態が改善されずに「高カリウム血症」になると、危険な不整脈や心ブロックを引き起こし、死の原因ともなってしまいます。

ですから、カリウムが腎臓に良くないわけではないということを知っておいてくださいね。
腎臓には良くないって本当ですか?

様々な原因により不足してしまう場合があります。

人間の身体は、はカリウムの摂取量と排出量のバランスを調節して、適正なカリウム濃度を保つ機能が働いていますが、様々な原因によりカリウムが不足して、血中濃度が下がってしまう場合があります。

カリウム濃度3.5mEq/l以下になってしまった状態を「低カリウム血症」と呼びます。

軽度の低カリウム血症であれば、自覚症状がない場合も多く、症状が進むにつれ、高血圧やむくみが見られ、筋力低下や筋肉痛、吐き気や嘔吐、便秘、痙攣などの症状、重度になってくると身体の麻痺や不整脈、麻痺性腸閉塞、呼吸不全など深刻な症状が現れます。

低カリウム血症の原因としては次のことがあります。

まず、拒食症や極端なダイエット、過度の飲酒など極端に偏った食生活により、カリウムの摂取量が長期間少なくなっている場合。
また、嘔吐や下痢が続く、あるいは下剤の長期的な服用により、カリウムが多量に体外へ出てしまっている場合。
腎臓の機能の病気、利尿剤の長期的な使用などで尿へ排出するカリウムが多くなっている場合など。

低カリウム血症は、カリウム含有量の多い食品を摂るようにすると改善される場合もあります。また、原因となる病気がある場合は、根本的な治療を必要としますので、まずは異常を感じたら病院で精密検査を受けるようにしましょう。
低カリウム血症ってどんなもの?